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日経225口座開設に対応

D銀行はドイツ産業界の資本を牛耳る巨大銀行である。
ドイツ産業界のグローバル化をにらみ、海外でもトップレベルのホールセールバンクとなるべく、豊富な資金力を活かしてMを買収した。 これと同時に、Iバンクの給与水準を高騰させるほどの金額を使って優秀な人材を引き抜こうとしたが、ごく一部の一流人材と多くの二流人材を超一流の給与水準で働かせる羽目になり、収益性は向上せず、今のところトップレベルのIバンクを構築するまでに到っていない。

もう1つの失敗例として、自社のビジネスの不調を理由に収益性の高い会社を買収する、といったパターンもある。 この場合、うまくいかないのは当たり前だ。
買収先にとってはメリットがほとんどないばかりか、ブランドカの低下を招くなど収益性の高い方の足を引っ張ることになりかねない。 まずは自社の事業ドメインを明確にし、その分野でのトッププレーヤーになることが最低条件であろう。
金融業界には、M&Aの嵐を横目に、我が道をいくことで長年にわたって高収益を上げている会社もある。 欧州で事業会社の上場やM&Aの仕掛け人集団と目されているRやL、独立系のプライベートバンクなどである。
その特徴は、得意分野に特化していることである。 拡大指向を抑えて得意なスキルを磨き込んでいく、いわゆる職人型のビジネスを手がけており、小さくても優良な会社である。
金融関係者は、特定の事業分野にフォーカスを絞って活動を続ける会社のことをブティックと呼ぶ。 これらの会社はまさに少数精鋭で、人を採用するときも非常に時間をかけて、自分たちのパートナーとしてふさわしいかどうか選び抜く。
組織形態も昔ながらのパートナーシップ制をとるところも多い。 もう1つの方向性は、大手金融機関のスターが独立、起業するパターンである。

デリバティブの花形トレーダーやファンドマネジャーが独立してヘッジファンドを始め る、Iバンクのマーチャントバンキング部門(自己資金を投入して企業を買収、その後高値で売却することを目的としたセクション)から独立してLBOファンドを始める、といったパターンが挙げられる。
たとえば、元S.B会長のG氏は、自分の部下や投資理論の専門家である大学教授を集めてヘッジファンドを運用するロングタームキャピタルを設立した。 過去の名声を利用して巨額の資金を集め、デリバティブを主体とした運用で高パフォーマンスを上げ、多額の利益を手にしている。

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